BMPCとBMCC
Blackmagic Production Camera(BMPC) と Blackmagic Cinema Camera(BMCC)。
「そもそも4Kと2.5Kだし値段も違うじゃん」
なんて言われればそれまでですが、
形が同じ、重さも同じ、バッテリー持続時間も同じ、撮れるフレームレートも同じ。
(カタログ上はですが)
なら他に何が違うんだ?ということで調べてみました。
・センサーサイズ
BMPC:22mm×11.88mm
BMCC:15.81mm×8.88mm
BMPCは「スーパー35mm」と呼ばれるサイズで、
他のシネマカメラ達に迫る大きさ。
それに対してBMCCは小さめで、画が若干寄ってしまいます。
レンズ選びは気を付けたほうが良いでしょう。
・解像度
4Kの圧倒的サイズ。
やはりこの解像度は圧巻。
・シャッター方式
参照:PRONEWS | [High Resolution! 2014]Vol.02 Blackmagic Production Camera 4K〜コストパフォーマンスに優れた4Kカメラ
ローリングシャッター方式では、1フレームの中で
画像の上から下に行くにつれて時間軸も進んでいます。
速い動きのある被写体は、正確に撮影することが困難となります(ローリングシャッター現象)。
BMCCが一般的なローリングシャッターを使用しているのに対し、
BMPCではグローバルシャッターと呼ばれるシステムを採用。
これにより、動体を撮影した時に起こる
ローリングシャッター現象がありません。
・ダイナミックレンジ
BMPCが12ストップ、BMCCが13ストップ。
ここに来て、初めてBMCCが勝ちました!
4Kに対応するとなれば、その分センサー素子も小さくなるので受光面積が狭くなってしまいます。
これはトレードオフの関係なので、若干の品質低下は避けられません。
もう一つ、
PLマウント・EFマウントの他に、BMCCはMFTマウントもラインナップされてます。
以上、2つの機種における違いを紹介しました。
RAWが扱える、比較的低価格な2台。
立ち位置こそ違いますが、その共通点が大きな武器ですね。