使用機材紹介:ハンガー・ゲーム シリーズ
独裁国家と化した近未来のアメリカを舞台に、「ハンガー・ゲーム」と呼ばれる殺人サバイバルや現政府に対する反抗を描いた映画シリーズです。
シリーズ4作を通して移り変わる撮影環境を紹介します。
1作目:ハンガー・ゲーム
撮影風景
ARRICAM Lite
ARRICAM Studio
ARRIFLEX 235
第一作目では、ARRI製のフィルムカメラを用いて撮影が行われました。
制作費は7800万ドル。Panavisionに比べてARRIの方が費用を抑えられたりするのでしょうか?
2作目:ハンガー・ゲーム2
撮影風景
制作費はドーンと2倍近い1億4000万ドル。
VFXやセット等も豪華になっております。
Panavision製のフィルムカメラが使われ、
劇中の「ハンガー・ゲーム」のシーンではIMAXカメラで撮影が行われました。
3作目:ハンガー・ゲームFINAL レジスタンス
4作目:ハンガー・ゲームFINAL レボリューション
撮影の様子
ARRI ALEXA XT
最終章である3作目・4作目では、これまでのフィルム撮影から
デジタルシネマカメラを用いた撮影に移行し、
撮影にはARRI ALEXAが使われました。
ちなみに制作費は
前編が1億2500万ドル、
後編は1億6000万ドル。
VFXがかなり増え、そのマッチングや
最近の高解像度化の流れに倣ったチョイスでしょうか。
高精細に描かれる戦闘シーンは緊迫感に溢れ、
かなりの迫力があります。
VFXメイキング